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黒潮文化の流れ

北海道から戻り、すぐに頼まれていた友達の竜とまいこちゃんの結婚式での余興。
黒潮会ののりくん、はんなくん、ちから、りんちゃんとのりくんの友達まーくんと共に、褌学会のかにさんから頂いた6連結の龍フンで会歌を歌いながら練り歩き、お祝い品のヘニュード・黒潮褌・昔湯殿山で奉納演奏した際に頂いたお神酒を渡すという事をしました。

今回の目玉はなんと言ってもはんな君のシントコ担ぎ。
「シントコ」というのはアイヌ語で日本語は「ほかい」と言うのですが、アイヌではこのシントコが無ければカムイノミは出来ないとまでいわれるほど神聖な物です。
カムイノミに使うトノト{濁酒}はシントコで作られ、カムイノミの際にもシントコは祭壇の中央に置かれます。
昔は熊の毛皮10枚と交換したとも言われる極めて貴重で大事に使われていたものです。

これをはんな君が褌一丁で背中に担ぎ、練り歩いた末、中からお神酒を取り出し新婦に渡す、という新たな形を黒潮会流の儀式に吹き込んだのです。

この光景に年配の方々は大喜び!手をたたいて喜んでくれました。
褌学会の方々が言っていた様にやっぱり褌は年配者に人気がある。やはり褌のすごさを解るにはある程度の精神レベルの高さ、人生経験が必要だと思って止まない。

褌は滑稽さ・神聖さ・かっこよさと3拍子揃っているすばらしいアイテムだ。
昔の日本では褌を締めて初めて成人したと認められていた。
アイヌは海での漁の時は褌一丁で魚を捕った。
アボリジニもハワイアンもインディアンもマオリもチャモロも台湾原住民もみーんな昔は褌一丁だ。



褌は「日本列島が太平洋文化圏であった何よりの証拠」だ!



竜とまいこちゃんも喜んでくれ、大成功!
そりゃ、6連結の褌男達が棒を吹きながら、歌いながら、シントコを担ぎながら練り歩いて出てくるんだからみんなビックリするわな。
そんなこんなでとてもハッピーな結婚式に普段まったく呑まない酒もすすんで楽しく幸せな結婚式でした。
竜、早くまいこちゃんの親に体中の彫り物見せられる時が来るといいな( ´艸`)ムププ

いつまでもお幸せに!



さて、今週末は先日ブログにも書きましたが、岐阜でライヴ&ワークショップです。
ここ1・2年はアイヌアートに集中したかった為、ソロ活動は全くしていなかったので久々に楽しみです。
今の僕を創り上げてくれている尊敬して止まない家族達に恥ずかしくないように伝統奏法の事、ヘニュード・イオンカの事、文化の事、等等、しっかりと伝えていこうと思っています。
お近くにお住まいの方々、ぜひいらしてくださいね!

詳しくは
http://www.sabosh.com/
まで!
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プロフィール
HN:
Marquee Djomula
性別:
男性
自己紹介:
マーキー・ジョモラ

2000年にオーストラリア、北東アーネムランドで伝説のイダキ(ディジュリドゥ)マスター、ジャルー・グルウィウィと出会い、イダキの伝統奏法、伝統曲、製造方法と文化を学ぶ。
13日間に及ぶ儀式に参加を許され、一族の血を表す赤オーカー(儀式の際身体につける顔料)を受ける。
守護霊と3つの名前 、秘密の名前をもらいジャルーの孫として受け入れられる。
二回目の訪問により太古の日本人がカヌーで村を訪れたという唄を歌い継いでいる事を知る。

2004年にアイヌ民族にディジュリドゥと同じ原理の単筒笛(たんとうてき)、へニュードとイオンカを発見。その伝承者、石井ポンペ氏(ヘニュード)、故・秋辺今吉氏(イオンカ)と出会い、ジャルーより学んだ製法によりへニュードとイオンカの制作を始め、漆ヘニュード・漆イオンカに辿り着く。
その他、約三年に渡るフィールドワークにより沖縄の単筒笛の存在、東北蝦夷のコサ笛の伝統的な作り方を発掘。

現在、古代ヤポネシア精神を復興する為に全国各地でのソロ演奏活動や日本列島における単筒笛文化啓発活動をしながら、故・秋辺今吉氏の意思を継ぐ為にワークショップも主催。

ソロ活動の他にトライヴァルロックバンド・アイヌアートプロジェクトでの演奏や、石井ポンペ氏との共演を重ね、伝統奏法を元に新たなヤポネシア奏法を模索し続けている。



黒潮文化の会代表。
http://marqueedjomula.web.fc2.com/index_mg.html


hi i`m marquee djomula. i study traditional aboriginal music. when i was 23years old, i met one great parson,djalu gurruwiwi. he gave me big love and secret name to me. he teach me how to play yolung style.and how to make yidaki. and join to dance on 13days ceremony.and djalu painted red orcar on my body. then i start visit djalu and lean spirit. when i visit secand time,djalu teach me one story from longlong time ago. it`s about japanese people visited the yolng villege by cunoe and dancing together. yolng people has a song about it and still sing on ceremony. it`s very very important for japanese people`s spirit and mind. perhaps can find a didgeridoo conection about from yaponesia to sundaland! when i was 26years old i find a japanese indigenous people(call ainu) have same principle of didgejedoo. call henyudo or ionka. then i start seaching yaponesian(japan`s old name.befor civilization) music and revivaling henyudo and ionka culture with last legendaly parson.


E-mail: marqueedjomula@gmail.com

★CD(古いCDデッキだと再生されない事があります)
Return to tribe
Marquee djomula
¥2000

★ディジュリドゥ教則DVD
How to traditional style 初級者編
\3500

CDとDVDはmarqueedjomula@gmail.comへご連絡ください。



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※このブログに書いてある内容、その他の権利はマーキー・ジョモラ本人にあります。許可無く転載は一切する事が出来ません。
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